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企画・編集室から

  • ratik 10th anniversary 2023. 5. 2

    2023年6月22日

「企画・編集室から」全ての記事へ

webの肩の上に立つ

 

「web」という「巨人の肩の上に立つ」。

 

今日、文章、写真・絵画やイラスト・図表、音声や動画など、多様で莫大な数量の情報に、インターネットを介して容易にアプローチできるようになりました。

 

先人、そして同世代の人々の残した成果を適宜、参照・援用しつつ、自らの研究や思索を進め、その道のりを表現するのを「web上で行う」というのは、知の流通・再生産という意味から、とても理にかなったことのように思います。

 

また、通信速度の高まりや、各種ディヴァイスの能力の向上により、かつてなかったスピード感と快適性を伴って、容量の大きなデータを手元で再現できるようになりました。そして、様々な情報を、ネット上に分散して保存することで、1箇所に負担を強いることなく、必要なデータを文脈に応じて、引き出してくることが可能になっています。

 

ここからは「種々の媒体・手段を使って、伝えたい内容を適切に表現する」という道が開けています。コンテンツには、それに応じた最適な伝え方があるはずなのです。また「様々な伝え方をミックス」して、ひとまとまりの論考に仕上げることもできるでしょう。

 

ratikは、設立当初から、新しい「知識のとりまとめかた」「知の伝達のさせかた」をみなさんと共に考えていきたいと思っています。以下に掲げるアイディアは、まだまだ発展途上ですが、これからも取り組みを進めていこうと考えています。

 

さあ、コンテンツを一緒に生み出していきましょう!

 

◆オンマウスで情報を表示、原典にリンク

◆理解を促す「詳細な図表」

◆閲覧者の能動性をくすぐるクイズ

◆音声・動画による直感

 

◆オンマウスで情報を表示、原典にリンク

 

多くの学術的な活動が、先人の成果の積み重ねの上になされていると考えると、「引用」は「論文」にとって重要な要素といえます。現在、重要な学術論文の多くにDOI(Digital Object Identifier)が付与され、インターネット上の位置が明示されるようになってきていることから考えても、それらの出典・書誌情報を表記しながら進める「学術的表現そのものがweb上でなされる」ことは、書き手にとっても読み手にとっても大きなメリットがあります。

 

例えば、串崎(2013)の一節を引いて、その表現を検討してみましょう。

 

文中・右肩のカッコ付き数字に「マウスオン」すると「tooltip」として「書誌情報」が表示されます。また、この数字を「クリック」すると後置された「書誌情報」一覧にジャンプし、そこから「原典のwebページ」を開ける仕組みになっています。

 

 

扁桃体は恐怖だけでなく、ネガティブな情動全般の生起にかかわっているようです (6)。あるいは、喜びなども含めた幅広い情動に関与するという見解もあります (7) (8)。たとえば、母親が自分の赤ちゃんの笑顔を見たときに(他人の乳児の笑顔を見たときに比べて)、左の扁桃体が活性化することがわかりました (9)。そして、その活性化の程度が大きいほど、質問紙で測定した特性不安(性格特徴としての不安)の得点が低くなっていました(r = -0.48)。

 

また別の研究では、扁桃体を損傷すると、パーソナルスペースが近くなりすぎてしまうこともわかっています (10)。相手に親しみを感じられないカプグラ症候群(おまえは「偽物だ」と言ったりするなどの症状がみられる)は、上側頭溝と扁桃体を結ぶ経路の損傷が疑われています (11)。

 

このようなことから、カリフォルニア工科大学のラルフ・アドルフスは、扁桃体が社会的認知の調節に重要な役割をしていると考えています (12)。実際、ボストン大学のケヴィン・ビッカートらによると、社会的ネットワークが大きい人ほど、扁桃体の容積が大きいこともわかっています (13)。

 

 

(6) Adolphs, R., & Tranel, D. (2004). Impaired judgments of sadness but not happiness following bilateral amygdala damage. Journal of Cognitive Neuroscience, 16, 453-462. 本文に戻る→ 原典を開く→

(7) Adolphs, R. (2013). The biology of fear. Current Biology, 23, 79-93. 本文に戻る→ 原典を開く→

(8) Somerville, L. H., Kim, H., Johnstone, T., Alexander, A. L., & Whalen, P. J. (2004). Human amygdala responses during presentation of happy and neutral faces: Correlations with state anxiety. Biological Psychiatry, 55, 897-903. 本文に戻る→ 原典を開く→

(9) Barrett, J., Wonch, K. E., Gonzalez, A., Ali, N., Steiner, M., Hall, G. B., & Fleming, A. S. (2012). Maternal affect and quality of parenting experiences are related to amygdala response to infant faces. Social Neuroscience, 7, 252-268. 本文に戻る→ 原典を開く→

(10) Kennedy, D. P., Gläscher, J., Tyszka, J. M., & Adolphs, R. (2009). Personal space regulation by the human amygdala. Nature Neuroscience, 12, 1226-1227. 本文に戻る→ 原典を開く→

(11) Ramachandran, V. S. (2011). The tell-tale brain. New York: Norton.(ラマチャドラン,V. S. 山下 篤子(訳)(2012).脳のなかの天使(pp. 100-114) 角川書店) 本文に戻る→ 原典を開く→

(12) Adolphs, R. (2010). What does the amygdala contribute to social cognition? Annals of the New York Academy of Sciences: The year in Cognitive Neuroscience, 1191, 42-61. 本文に戻る→ 原典を開く→

(13) Bickart, K. C., Wright, C. I., Dautoff, R. J., Dickerson, B. C., & Barrett, L. F. (2011). Amygdala volume and social network size in humans. Nature Neuroscience, 14, 163-164. 本文に戻る→ 原典を開く→

 

 

ただ、上記の標準的なweb技術を使った方式では、タブレットやスマートフォンでコンテンツを閲覧する際に表示が実現しません。同じく串崎(2013)
串崎 真志(2013).リフレクティブ・マインド──ふりかえる心の科学── 特定非営利活動法人ratik 販売ページへ→
の一節を引いた下記の方法では、パソコンでは「マウスオン」、タブレットやスマートフォンでは「タップ」により「書誌情報」が表示され、「原典のwebページ」を開ける仕組みになっています。

 

 

扁桃体は恐怖だけでなく、ネガティブな情動全般の生起にかかわっているようです (6)Adolphs, R., & Tranel, D. (2004). Impaired judgments of sadness but not happiness following bilateral amygdala damage. Journal of Cognitive Neuroscience, 16, 453-462. 原典を開く→。あるいは、喜びなども含めた幅広い情動に関与するという見解もあります (7)Adolphs, R. (2013). The biology of fear. Current Biology, 23, 79-93. 原典を開く→ (8)Somerville, L. H., Kim, H., Johnstone, T., Alexander, A. L., & Whalen, P. J. (2004). Human amygdala responses during presentation of happy and neutral faces: Correlations with state anxiety. Biological Psychiatry, 55, 897-903. 原典を開く→。たとえば、母親が自分の赤ちゃんの笑顔を見たときに(他人の乳児の笑顔を見たときに比べて)、左の扁桃体が活性化することがわかりました (9)Barrett, J., Wonch, K. E., Gonzalez, A., Ali, N., Steiner, M., Hall, G. B., & Fleming, A. S. (2012). Maternal affect and quality of parenting experiences are related to amygdala response to infant faces. Social Neuroscience, 7, 252-268. 原典を開く→。そして、その活性化の程度が大きいほど、質問紙で測定した特性不安(性格特徴としての不安)の得点が低くなっていました(r = -0.48)。

 

また別の研究では、扁桃体を損傷すると、パーソナルスペースが近くなりすぎてしまうこともわかっています (10)Kennedy, D. P., Gläscher, J., Tyszka, J. M., & Adolphs, R. (2009). Personal space regulation by the human amygdala. Nature Neuroscience, 12, 1226-1227. 原典を開く→。相手に親しみを感じられないカプグラ症候群(おまえは「偽物だ」と言ったりするなどの症状がみられる)は、上側頭溝と扁桃体を結ぶ経路の損傷が疑われています (11)Ramachandran, V. S. (2011). The tell-tale brain. New York: Norton.(ラマチャドラン,V. S. 山下 篤子(訳)(2012).脳のなかの天使(pp. 100-114) 角川書店) 原典を開く→。

 

このようなことから、カリフォルニア工科大学のラルフ・アドルフスは、扁桃体が社会的認知の調節に重要な役割をしていると考えています (12)Adolphs, R. (2010). What does the amygdala contribute to social cognition? Annals of the New York Academy of Sciences: The year in Cognitive Neuroscience, 1191, 42-61. 原典を開く→。実際、ボストン大学のケヴィン・ビッカートらによると、社会的ネットワークが大きい人ほど、扁桃体の容積が大きいこともわかっています (13)Bickart, K. C., Wright, C. I., Dautoff, R. J., Dickerson, B. C., & Barrett, L. F. (2011). Amygdala volume and social network size in humans. Nature Neuroscience, 14, 163-164. 原典を開く→。

 

 

◆理解を促す「詳細な図表」

 

私たちは「文章」という有力な伝達手段を有している一方で、学術的な表現において「図表」を有効に用いることで、理解が飛躍的に高まる、というケースがあるのも確かです。

 

印刷媒体での伝達において、限られた紙面という物理的条件から、表現できる「図表」には一定の制約がかかっていました。しかし、データをweb上に置き、それに自由にアクセスするという方式をとることで、ほぼ無制限な図表表現が可能になると考えられます。

 

例えば「Prezi」というプレゼンテーション・ソフトを使った下記の例では、各要素の関係性を表すと共に、各要素のより下位の構成要素も次々と秩序立てて表現することが可能です。

 

 

 

◆閲覧者の能動性をくすぐるクイズ

 

例えば、教科書的なコンテンツの作成を考えるとき、単元ごとに習熟度を試す「問い」を出題し、閲覧者に解答してもらい、採点・集計してフィードバックする、といった仕組みをweb上で作ることができます。

 

下記は、簡単な「心理テスト」の作成例です。

 

 


Warning: Invalid argument supplied for foreach() in /home/nporatik/ratik.org/public_html/wp-content/plugins/quiz-master-next/php/classes/class-qmn-plugin-helper.php on line 292

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◆ここ数週間のご自身の状態は、次の5つの程度のうち、どれですか?

 

〈Full catastrophe living!〉

Q1. 歩いているときに、自分の身体が動いている感覚に意識的に注意を向けるようにする。


Q2. シャワーを浴びたり、入浴している時、お湯が自分の身体に当たる感覚に敏感である。


Q3. 食べ物や飲み物がどのように自分の考え、身体の感覚、感情に影響を及ぼすかに気づく。


Q4. 髪に吹く風や、顔に当たる日光などの感覚に注意を向ける。


Q5. 時計が時を刻む音、鳥がさえずる声、車が通る音などの音に注意を向ける。


Q6. 物事の匂いや香りに気づく。


Q7. 芸術や自然をみるとき、色、形、質感、光と影のパターンなどの視覚要素に注意を向ける。


Q8. 自分の感情がどのように自分の考えや行動に影響するかに注意を向ける。


clock.png

Time's up

 

「日本語版 Five Facet Mindfulness Questionnaire」を参考に作成しました(Sugiura, Y., Sato, A., Ito, Y., & Murakami, H. (2012). Development and validation of the Japanese version of the Five Facet Mindfulness Questionnaire. Mindfulness, 3, 85-94.)。ここでのテストの最終評定は、この記事のために振り分けたもので、学術的には必ずしも適切ではありません。

 

 

◆音声・動画による直感

 

先ほどの「図表」に留まらず、web上で表現するということを考えると「音声」「動画」をコンテンツの中に埋め込み、閲覧者の直感的な理解を促す方式が選択肢に入ってきます。

 

「百聞は一見に如かず」。

 

例えば、心理学領域では、過去の有名な実験が動画として数多く公開されています。

 

 

〈ミルグラムの服従実験〉

 

 

〈Daniel J. Simonsの選択的注意(ゴリラ)の実験〉

 

 

〈パブロフの犬〉

 

例えば、従来、シンポジウムなどが開催された場合、録音音源から文字を起こし、それを編集・校正したものが公開されていたかもしれません。しかし、現在のweb環境であれば、「音源そのもの」をページ上に公開するのでも良いのかもしれません。

 

https://ratik.org/wp-content/uploads/otoya.mp3

(この音源は、国重 浩一(編著)(2014).震災被災地で心理援助職に何ができるのか? 特定非営利活動法人ratik の一部をMacの音声読み上げ機能を用いて作成したものです。)

 

さらに、音源に、当日のPowerPoint資料画像などを被せて簡易に編集するだけで、より閲覧者の理解に資する形で映像化できるでしょう。

 

(この音源は、国重 浩一(編著)(2014).震災被災地で心理援助職に何ができるのか? 特定非営利活動法人ratik の一部をMacの音声読み上げ機能を用いて作成したものです。)

 

 

「新しい道具」を手に入れるとワクワクしませんか? 冒頭の通り、ratikは、設立当初から「知識のとりまとめかた」「知の伝達のさせかた」をみなさんと共に考えていきたいと思っています。是非、「新しいコンテンツ」を一緒に生み出していきましょう!

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