特定非営利活動法人 ratik(NPO法人 らてぃっく)学術電子書籍出版
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人文・社会科学系 学術専門図書出版
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企画・編集室から

  • 2021年、今年もよろしくお願いします。

    2021年1月2日

「企画・編集室から」全ての記事へ

電子書籍・新刊

  • 『Rではじめるシングルケースデザイン』(藤巻 峻・山田 剛史 著)

    2021年2月15日
  • 『「私」の言葉を紡ぐ フォーカシングとコラージュ』

    『「私」の言葉を紡ぐ フォーカシングとコラージュ』(矢野 キエ 著)

    2021年2月8日
  • 『鳥居俳句:俗から聖なるライフへ』ディビッド H. ローゼン 著/串崎 真志・山内 貴子 訳

    2020年9月4日
  • 『六華寮に春が来た』(菅村 洋治 著)

    2020年4月27日
  • 『複線径路・等至性アプローチ(TEA)が拓く保育実践のリアリティ』(中坪 史典 編著)

    2019年7月23日
  • 『自己をみつめる教科書』(串崎 真志 著)

    2019年3月31日
  • 『19歳までのメディア・リテラシー:国語科ではぐくむ読む・書く・創る』アンドリュー・バーン Andrew Burn 著/石田 喜美 奥泉 香 森本 洋介 訳

    2019年3月20日
  • 『55歳からのアクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT):超高齢化社会のための認知行動療法の新展開』(武藤 崇 編著)

    2017年3月3日
  • 『子どもとむかいあう:教育・保育実践の記述,省察,対話』(川島 大輔・勝浦 眞仁 編著)

    2016年9月24日
  • 『スピリチュアリティ教育への科学的アプローチ:大きな問い・コンパッション・超越性』(村上 祐介 著)

    2016年1月11日
  • 『体験を問いつづける哲学 第1巻 初期ジェンドリン哲学と体験過程理論』(三村 尚彦 著)

    2015年10月28日
  • 〈身〉の医療 叢書『治療的自己における“身”の意義』(中井 吉英 著)

    2015年10月19日
  • 『ビジュアル・ナラティヴとしてのマンガ:マンガ/小説/映画の中の視点から』(家島 明彦 編著、菅谷 充(すがや みつる)・やまだ ようこ・斉藤 こずゑ 著)

    2015年9月11日
  • 『とても簡単!自律神経セルフメンテナンス:神経のしなやかなはたらきを取り戻す』(浅井 咲子・田島 功 著)

    2015年4月20日
  • 〈身〉の医療 叢書『〈身〉の医療:心身医学から魂身医学へ』(深尾 篤嗣 著)

    2015年2月24日
  • 『ふれる/ふれられることの心理学:社会性の基盤を探るタッチ研究』(串崎 真志 著)

    2014年8月30日
  • 『知識の哲学と生き方の選択』(山口 尚 著)

    2014年6月25日
  • 『「裁判員」の形成、その心理学的解明』(荒川 歩 著)

    2014年4月1日
  • 『震災被災地で心理援助職に何ができるのか?』(国重 浩一 編著、持留 健吾・西嶋 雅樹・星 美保 著)

    2014年3月6日
  • 『リフレクティブ・マインド:ふりかえる心の科学』(串崎 真志 著)

    2013年12月26日
  • 『ナラティヴ・プラクティスを通して見た東日本大震災後の気仙沼:緊急派遣事業でのスクール・カウンセラー勤務を終えて』(国重 浩一 著 特定非営利活動法人ratik 編)

    2013年12月26日

踏切に設置された青色灯に思う

2014年7月15日 / ratik / 企画・編集室から

 週末の夜、家族で訪れた母の家から京都に戻る途上で、新快速の車窓から眺めた光景が瞼から離れません。

 現在、私は頻繁に鉄道を利用する生活をしていません。また、この間、車中でも読み書きに専念することや、息子の様子に気をとられるケースが多かったからかもしれません。このため、お恥ずかしながら「こんなことになっていること」に今まで気がついていませんでした。

 私が目にした光景とは、列車が轟音をあげ猛スピードで通過していく中で、

  • 踏切が青色の光で照らされている

というものでした。

 

 芦屋、尼崎あたりで「このこと」に気がつき、以降、京都までの「全ての踏切」が、この「異様な光景」に変わっていることを確認しました。

 青色LED光が「犯罪」「自殺」などに対して「抑止効果」を有することについては、以前にマスコミで取り上げられていたのを覚えています。しかし、ここまで徹底して「対策」がとられていることから「ことの重大さ」を改めて認識したところです。

 

 帰宅してweb検索してみると、東京大学による研究のニュースリリースなどもヒットしました。

■青色灯設置により、列車への飛び込み自殺が減少

心理学的、生理学的な「メカニズム」の解明には至っていないものの、統計的には「効果」が確認されているようです。

 

 悲しいことですが今や「人身事故」による鉄道ダイヤの乱れは、私たちにとって日常茶飯事になってしまいました。列車への飛び込みによる社会的影響を考える時、鉄道会社が被る被害の甚大さは容易に想像できます。何より、自死者の遺族の方々の精神的ダメージ、さらに強いられる経済的負担には、想像を絶するものがあります。

 また、商品販促からwebサイトの視認性の向上に至るまで、生活のあらゆる場面に、こうした「学術的成果」が応用され、「有効活用」されています。

 鉄道会社による「全ての踏切」への「青色灯設置」は、こうした文脈で「評価されるべきもの」なのかもしれません。

 

 しかし、釈然としないところも残ります。

 

 「自殺」に関する哲学的な是非は、ここでは問わないことにしましょう。それは、現在、生じている「自殺」にまつわる問題は、「自由な選択」というよりも、社会的状況を背景として当人にとっての「強いられた選択(選択肢なき選択)」から発生しているように思われるからです。

 

 素朴な疑問として、

  • 青色灯設置は自殺そのものを抑止しているのか?

というものが挙げられます。これは、青色灯設置により、自殺者は列車への飛び込みを回避するだけで、「他の手段」に流れてしまうだけではないか、と言い換えても良いと思います。

 また、

  • あたかも蛾を追い遣るようなやり方で自殺志願者を遠ざけるのは、人の尊厳を傷つけていないか?

といった疑問も湧いてきます。私たちの生活の隅々に、科学的な説明が浸透してきました。しかし、自らの生死に関わる意思決定の場面にさえ、他人から物理的因果法則が「応用」されてしまうことには、忸怩たる思いが残ります。

 

 「紛争の解決」において、解決手段としての「武力行使」を準備する遥か以前に、何よりも「紛争」自体を生じさせない種々の絶え間ない努力が必要なことは言うまでもありません。同様に「社会的に強いられた選択(自殺)」を考えていく上で、社会の仕組み自体を改善していくこと(生き方に関して他の選択肢のある社会を作り上げること)がより重要性を持ちます。

 「青色灯設置」は、あくまで「弥縫策」に過ぎないということを、肝に銘じるべきだと思います。

 社会の有り様を反映し、私たちの「日常的な風景」がこれほどまでに変貌していることに無頓着であってはならない、と強く感じました。〔ratik・木村 健〕


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