鳴門教育大学予防教育科学センター研究員 兼 関西大学非常勤講師の村上祐介さんの新刊を間もなく発行します。
この領域の海外・最新の成果を含め、膨大な質・量の「研究レビュー」を通し、「スピリチュアリティ」と「教育」をどのように考えていけばよいのかを明らかにしていく野心作の登場です。どうぞご期待ください!
書名:スピリチュアリティ教育への科学的アプローチ:大きな問い・コンパッション・超越性
著者:村上 祐介
発行年月:2016年1月予定(EPUB・PDF)
発行者:特定非営利活動法人ratik
ファイル形式:EPUB リフロー、PDF
ISBN:978-4-907438-20-3(EPUB)
ISBN:978-4-907438-21-0(PDF)
文字数:約23.5万字
カバー作品:谷口 朋栄「葉脈の続く先に」
販売価格:検討中
スピリチュアリティをいかに教育分野で扱うか?
- 生きる意味や目的を含む「大きな問い(Big Question)」
- 利他性に関わる「コンパッション/慈悲(Compassion)」
- 瞑想等の観想的実践をはじめ個人的体験に基づく「超越性(Transcendence)」
それぞれの領域について「脳神経科学」や「進化論的な文脈」での研究を中心に実証的研究を俯瞰するとともに,「文化的要因」と「ダークサイド」という視点を絡ませながら,多面的にスピリチュアリティを把握する。
【目 次(仮)】
はじめに
1章 スピリチュアリティとは何か
1-1 スピリチュアリティ研究の興隆/1-2 スピリチュアリティ研究の意義/1-3 スピリチュアリティの定義:構成概念の明確化/1-4 スピリチュアリティの定義:包括的視点からの整理/1-5 スピリチュアリティ議論にみられる主な特徴
2章 教育とスピリチュアリティ
2-1 教育におけるスピリチュアリティの定義/2-2 スピリチュアリティを教育分野で扱う意義/2-3 大学生とスピリチュアリティ/2-4 本書で取りあげるスピリチュアリティの側面/
3章 大きな問い(Big Question)を巡る領域
3-1 大きな問いとは何か/3-2 大きな問いの実証的研究/3-3 「大きな問い」の脳神経科学/3-4 進化という文脈でみる「大きな問い」を考える心/3-5 文化による「大きな問い」の違い/3-6 「大きな問い」に関する他の研究/3-7 大きな問いへのアプローチ/3-8 大きな問いのダークサイド
4章 コンパッションを巡る領域
4-1 コンパッションとは何か/4-2 進化という文脈で見るコンパッション/4-3 コンパッションの神経学的基盤/4-4 コンパッションの実証的研究/4-5 コンパッションへの介入アプローチ/4-6 広がるコンパッション:コスモロジー/4-7 コンパッションへの文化的アプローチ/4-8 コンパッションのダークサイド
5章 超越性を巡る領域
5-1 超越性とは何か/5-2 超越的体験の脳神経科学/5-3 超越的体験の進化論的説明/5-4 超越的体験の実証的研究/5-5 超越的体験の比較文化的説明/5-6 超越性への介入アプローチ/5-7 超越性のダークサイド
6章 スピリチュアリティ教育の実践に向けて
6-1 スピリチュアリティ教育のポイントと実践方法/6-2 スピリチュアリティ教育の位置付け/6-3 スピリチュアリティ教育への参与的視座/6-4 スピリチュアリティ教育の目指すところ
あとがき
〈引用文献〉
【著者紹介】
村上 祐介(むらかみ ゆうすけ)
1986年,愛媛に生まれ,島根に育つ。博士(心理学)。
鳴門教育大学予防教育科学センター研究員兼関西大学非常勤講師。
愛媛大学教育学部,関西大学大学院心理学研究科(博士課程前期課程・後期
課程)を経て,現職。
スピリチュアリティを中心に,人間の統合的な発達に関する研究・実践に関
心がある。
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