ratikは設立後、7回目の新年を迎えました。
今年もまた、種々の場面で、学術・実践のお役に立てればと考えています。
学問。辞書によると「学問」は「学門」「学文」とも表記する、とあります。その領域において幾ばくかを学んでいなければ問うことさえままならない、という見方もありますが、私は、学問の中では「問う」営みこそが、他に先んじて重要ではないか、と考えています。ratikの事業活動では、まず何より、研究者・実践者と「問い」を共有することを重視しています。また、そのためにも自ら「学び」を深めていきたいと思っています。これまでの枠組みを覆すような問い、世界や人の真実に迫る新しい問いが生起する場に居合わせたいのです。
答えを見出す苦しみ、答えを見出した喜び。学んだことを、誰かに伝えたい、という動機は、私たちの社会を前に進めます。何より、学んだことを、まずは「自分自身」を含めた「他者」に精緻に語ることができる、ということが、当の学びを保証するのかもしれません。
webの普及により、私たちは非常に多様な「伝えかた」を手にしています。従来からのやり方も含め、ratikでは「どのようにすれば上手く伝わるのか?」という問いを掲げ、日々、学びを重ね、新しい技術を習得し、工夫の余地を探っています。
実り多き1年となりますように!
〔ratik・木村 健〕