2022年が始まりました。
ratikは、今年の5月には、10年目の活動を始めることになります。
これまで、色々なことがありましたが、あっという間でした。
創立当初は、まだまだ、電子書籍が過渡期であり、苦戦しました。
しかしながら今日、その頃、「電子書籍なんて…」と言っていた人たちが電子書籍を愛用してくれていたりします。子どもの通学かばんには、コロナの影響を受け、パソコンが入っていることもあります。この10年間で、愛用していた本屋が、1、2、3、4軒閉まってしまいました。
ratikは、最初は電子書籍、しかもEPUBファイルのみの提供でしたが、読者の方々のご要望に寄り添い、PDFファイルやオンデマンドによる印刷製本版もお届けするようになりました。また、学術情報をWebサイトで発信する試みや、むしろ、手触りを楽しめる紙の本として届けた方がよいと考えられる絵本の制作にも取り組み始めています。今では、電子書籍にこだわるのではなく、様々なかたちで、学術・実践の情報をお伝えすることができればよいと思っています。
従来の紙の本でお届けすることができたテキストや写真、さらには、動画や音声など様々なメディアを通じて、よりよく伝えていけるよう模索し、努力を続けていきます。
2022年もratikをどうぞよろしくお願いします。
ratik 木村 麻子