書名:19歳までのメディア・リテラシー
国語科ではぐくむ読む・書く・創る
著者:アンドリュー・バーン(Andrew Burn) 著
石田 喜美 奥泉 香 森本 洋介 訳
発行年月:2019年3月20日(EPUB・PDF)
発行者:特定非営利活動法人ratik
ISBN:978-4-907438-29-6(EPUB)
ISBN:978-4-907438-30-2(PDF)
電子書籍ファイル形式:EPUB3.0・リフロー、PDF
ファイル容量:5.7MB(EPUB)、5.6MB(PDF)
文字数:約83,500字
販売価格:0円(消費税込)無料公開
本電子書籍は、
Burn, A. (2015). Media. In J. Richmond, P. Dougill, & M. Raleigh (Eds.) ‘English, language and literacy 3 to 19: Principles and proposals’ series. UKLA and Owen Education.
を、原著者のアンドリュー・バーン先生、ならびに、原著出版者の英国リテラシー学会とオーウェン・エデュケーションの許諾を得て、翻訳・公開するものである。
This digital book is a Japanese edition of
Burn, A. (2015). Media. In J. Richmond, P. Dougill, & M. Raleigh (Eds.) ‘English, language and literacy 3 to 19: Principles and proposals’ series. UKLA and Owen Education.
and published by permission of the author (Dr. Andrew Burn) and the original publisher (UKLA (The United Kingdom Literacy Association) and Owen Education).
19歳までのメディア・リテラシー(EPUB版)
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【バージョン情報】
■最新バージョン:EPUB・PDF ver1.0(2019年3月20日発行)
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「国語科」のカリキュラムのなかに「メディア教育」を正しく位置付ける。
劇場・映画館、テレビ・ラジオ、インターネット・SNS、出版・物販など、多様なチャンネルを通じて「世界をrepresentする」、映画・動画、写真・画像、ドラマ・演劇、マンガ、アニメ、ゲーム、ニュース、広告、メッセージ…。エリート文化/ポピュラーカルチャーの間にある壁を瓦解させ、これら「メディア」を「文学」と同等に重要なものとして取り扱う。メディア・テクストへの「懐疑的・詮索的」な眼差しを超え、「読む」「書く」「創る」力をはぐむみ、置かれた「文脈」を的確にとらえ、そこに関与するための学習機会を提供する。
英国リテラシー学会(The United Kingdom Literacy Association; UKLA)が、自国のEnglish educationに向けた先鋭的な提起を翻訳・紹介する。
【目 次】
訳者まえがき
はじめに:3歳から19歳までの国語,言語,リテラシー
第1章 メディア:主なポイントの整理
第2章 メディア教育:4つのパターン
第3章 英国におけるメディア教育:おおまかな歴史
第4章 メディア教育のためのモデル
第5章 実際のメディア教育におけるさらなる事例
第6章 メディア教育カリキュラムのための概略的な枠組み
第7章 結論:古くからの分断を越えて
参考文献
著者・訳者 紹介
【著者紹介】
アンドリュー バーン(ロンドン大学教育研究所)
Andrew Burn(UCL (University College London) Institute of Education)
ロンドン大学教育研究所・教授.専門は,国語教育,メディア教育,ドラマ教育.欧州委員会メディア・リテラシー専門部会・英国代表.これまで,現場の教師たちや,英国映画協会(BFI)などの組織・機関と共同で,メディア教育におけるさまざまな研究プロジェクトを実施してきた.ケンブリッジ州の総合中等教育学校で,国語教育,メディア教育,ドラマ教育の教師として勤務した後,高等教育に関わる.バーン氏が監督・運営した,イングランド初のメディア・アート専門学校におけるメディア・プログラムについては,ジェームズ・デュラン(James Durran)との共著『学校におけるメディア・リテラシー教育:実践,制作,前進(Media Literacy in School: Practice, Production, Progression;未邦訳)』で見ることができる.
【訳者紹介】
石田 喜美(横浜国立大学)
横浜国立大学教育学部准教授.専門は,リテラシー教育.筑波大学大学院人間総合科学研究科修了.博士(教育学).日本読書学会・理事,全国大学国語教育学会・研究部門委員(2019年3月現在).中高生・大学生を中心とした若者たちの学校外での学びをいかに学校内での学びに結びつけるかという視点から,言葉や読書の教育に関わるさまざまな研究や実践を展開してきた.現在は,さまざまな領域の研究者・実践家や組織と協働して,ゲームを用いた学習プロジェクトの開発を行っている.
第4章「創造的な制作」,第5章「小学校におけるアニメーション」「連載マンガのスーパーヒーロー」「テレビの医療ドラマ」「ゲームのデザイン」「『サイコ』を教える」,第7章の翻訳を担当.
奥泉 香(日本体育大学)
日本体育大学児童スポーツ教育学部教授.専門は,国語科教育.早稲田大学大学院教育学研究科修了.博士(教育学).日本読書学会・理事.主な著書として,『国語科教育に求められるヴィジュアル・リテラシーの探究』(単著,ひつじ書房,2018年),「文字や表記システムと社会的実践としてかかわる」(単著,佐藤慎司,佐伯胖編著『かかわることば-参加し対話する教育・研究へのいざない-』収録,2017年,東京大学出版会)がある他,アンドリュー・バーン著『参加型文化の時代におけるメディア・リテラシー-言葉・映像・文化の学習-』(くろしお出版,2017年)の監訳・翻訳を務める.
第4章(「創造的な制作」を除く),第5章「チョコレートを売ろう」「詩の朗読を撮影する」,および第6章の翻訳を担当.
森本 洋介(弘前大学)
弘前大学教育学部講師/弘前大学大学院教育学研究科教職実践専攻(教職大学院)兼任.専門は,比較教育学・教育方法学.京都大学大学院教育学研究科修了.博士(教育学).主な著書として『メディア・リテラシー教育における「批判的」な思考力の育成』(単著,東信堂,2014年),『最新Study Guideメディア・リテラシー【入門編】』(共著,リベルタ出版,2013年)などがある.主にカナダを対象としたメディア・リテラシー教育のカリキュラムや能力評価について研究している.
「はじめに」および,第1章,第2章,第3章の翻訳を担当.
本ブックレットは,電気通信普及財団研究調査助成「デジタルメディア 社会における「情報活用能力」育成に向けた基礎理論の構築──英国の メディア・リテラシー研究における近年の動向に着目して──」(石田喜美(研究代表者),奥泉香,森本洋介)を受けて出版されるものです.