書名:Rではじめるシングルケースデザイン
著者:一般社団法人 日本行動分析学会 監修
:武藤 崇・藤巻 峻・坂上 貴之 企画・編集
:藤巻 峻・山田 剛史 著
発行年月:2021年2月15日(EPUB・PDF)
発行者:特定非営利活動法人ratik
電子書籍ファイル形式:EPUB3.0・リフロー、PDF
ISBN:978-4-907438-22-7(EPUB)
ISBN:978-4-907438-23-4(PDF)
ISBN:978-4-907438-39-5(AmazonPOD)
ファイル容量:13.7MB(EPUB)、11.5MB(PDF)
文字数:約16万字
カバーデザイン:POSTICS 溝口 賢
販売価格:2,000円(消費税込)電子書籍のみ
:3,500円(消費税込)電子書籍 + 印刷・製本サービス
:4,290円(消費税込)AmazonPOD
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¥4,290 – 印刷・製本版のみAmazonPODで購入
- 2021年3月1日 販売開始
- Amazonルートのご購入では電子版書籍の提供はありません。
【バージョン情報】
■最新バージョン:ver1.2(2022年10月3日発行)
(お手持ちの書籍のバージョンは〈奥付〉ページでご確認ください。)
■2023年5月24日に「解析パッケージ」を更新しました(最新ver1_1)。書籍内でお伝えした「パスワード」を使い、「サポートページ」からファイルを入手していただけます。
■変更内容
【ver1.0(2021年2月25日発行)→ver1.1(2021年4月6日発行)】
1.7.1 ランダマイゼーション検定の考え方とABデザインでの適用例
⑧p値を算出する。
の項、後半(PDF版33頁冒頭)。
(誤)よって、1÷22=0.045となり、5%水準で有意差ありと判定される。
(正)よって、1÷21=0.048となり、5%水準で有意差ありと判定される。
【ver1.1(2021年4月6日発行)→ver1.2(2022年10月3日発行)】
1.8.2 PEM(Percentage of Data Points Exceeding the Median of Baseline Phase)
最終段落(PDF版44頁)。
(誤)別の問題点として、他の効果量や視覚的判断との相関が低い可能性が高いが指摘されている。
(正)別の問題点として、他の効果量や視覚的判断との相関が低い可能性が指摘されている。
R、RStudioを用いてシングルケースデザインのデータを解析する。カスタマイズされたグラフを出力し、ランダマイゼーション検定、効果量の算出を同時に行う独自開発の「解析パッケージ」の使用方法を詳述。群間比較法との違いや具体的な実験計画、データの評価方法など、シングルケースデザインの概要をコンパクトにとりまとめ、参考文献を豊富に掲げることで、研究を初歩からフォロー。
刊行にあたって
一般社団法人 日本行動分析学会・理事長 武藤 崇
本書の企画は、前理事長の坂上貴之先生による「公認心理師法施行後には、シングルケースデザインの普及・浸透が欠かせない。それは、行動分析学の責務である」というミッションのもとで始まりました。そして、シングルケースデザインの要諦の一つである「視覚化(グラフ化)」を補助するための具体的なツールが必要であると考え、実際のデータさえあれば、少しの作業だけで、すぐにグラフ化をしてくれるような「夢のような」ソフトウェアの開発およびそのマニュアルの作成を指向することとなりました。
その「夢のような」話を具現化するためにご尽力くださったのが、本書の第一著者である藤巻峻先生です。本書が形になるまでに、さまざまな困難を乗り越えるために粘り強く対応してくださいました。また、作成の中途段階から、シングルケースデザインやRというソフトウェアに関する日本の第一人者である山田剛史先生にも加わっていただき、内容的にも充実したものになりました。そして、将来におけるRのプログラム更新にも対応可能なように「電子書籍(web出版)」として特定非営利活動法人ratikから刊行することになりました。代表理事の木村健氏には、編集段階で多くの示唆をいただきました。さらに、以上の方々の他にも、本書の刊行にご協力を賜りました。この場をお借りして、本書の刊行に携わってくださいました全ての方に感謝申し上げます。ありがとうございました。
本書をきっかけとして、サイエンティスト・プラクティショナーを志向する対人援助職(公認心理師も含む)が、シングルケースデザインを用いて、さらに研究・実践してくださることを願っております。(本書「刊行にあたって」より)
【目 次】
刊行にあたって
はじめに
第一章 シングルケースデザインの概要
1.1 シングルケースデザインの概要
1.2 シングルケースデザインの特徴
1.2.1 特徴1:同一参加者内での反復測定
1.2.2 特徴2:実験参加者数
1.2.3 特徴3:データの評価方法
1.3 シングルケースデザインの種類
1.3.1 反転法
1.3.2 多層ベースライン法
1.3.3 その他の方法:基準変更法、条件交替法
1.4 内的妥当性と外的妥当性
1.4.1 内的妥当性の脅威への対応
1.4.2 シングルケースデザインにおける外的妥当性
1.5 シングルケースデザインのエビデンス
1.6 シングルケースデザインのデータの評価方法
1.7 ランダマイゼーション検定
1.7.1 ランダマイゼーション検定の考え方とABデザインでの適用例
1.7.2 反転法での適用例
1.7.3 多層ベースライン法での適用例
1.7.4 ランダマイゼーション検定を実施する上での注意点
1.8 効果量
1.8.1 PND(Percentage of Non-overlapping Data)
1.8.2 PEM(Percentage of Data Points Exceeding the Median of Baseline Phase)
1.8.3 NAP(Non-overlap of All Pairs)
1.8.4 ベースラインのトレンドを考慮しないTau-U
1.8.5 ベースラインのトレンドを考慮したTau-U
1.8.6 まとめ
第二章 RおよびRStudioの基礎知識
2.1 RとRStudioについて
2.2 RとRStudioのダウンロード
2.2.1 Rのダウンロード:Windowsの場合の手順
2.2.2 Rのダウンロード:Macの場合の手順
2.2.3 RStudioのダウンロード
2.3 RStudioの使い方
2.3.1 RStudioの起動と終了
2.3.2 プロジェクトの作成
2.3.3 コードの書き方
2.3.4 エディタ内でのコメントの書き方
2.3.5 コードの保存と読み込み
2.3.6 ワークスペースの保存と読み込み
2.4 変数
2.4.1 変数とは何か?
2.4.2 変数の使用に関するルール
2.5 データの型
2.6 データの構造
2.6.1 ベクトル
2.6.2 行列
2.6.3 データフレーム
2.6.4 リスト
第三章 シングルケースデザイン解析パッケージ使用方法
3.1 はじめに
3.2 解析パッケージの読み込み
3.3 データの保存
3.3.1 従属変数の記録
3.3.2 実験条件の記録
3.3.3 参加者、場面、行動に関する情報
3.3.4 時系列情報の記録
3.3.5 データの列名
3.3.6 データの保存
3.4 データの読み込み
3.4.1 ディレクトリの指定
3.4.2 データの読み込み
3.4.3 読み込み時に生じる可能性がある問題
練習問題1
3.5 ABデザイン、反転法のための解析パッケージ使用方法
3.5.1 designRev()関数の使用例1:ABデザインの場合
3.5.2 分析結果の保存
3.5.3 designRev()関数の使用例2:ABABデザインの場合
3.5.4 designRev()関数の使用例3:ABABABデザインの場合
3.5.5 designRev()関数の使用例4:ABABデザインで多層データの場合
練習問題2-1
練習問題2-2
練習問題2-3
3.6 多層ベースライン法のための解析パッケージ使用方法
3.6.1 designMultBL()関数の使用例1:様々な多層ベースラインデザインによる実験データの解析
3.6.2 designMultBL()関数の使用例2:フォローアップデータがある場合
3.6.3 designMultBL()関数の使用例4:エラーが返される場合
練習問題3
3.7 グラフのカスタマイズ方法
3.7.1 グラフの種類、形式、サイズに関する指定
練習問題4-1
練習問題4-2
練習問題5
3.7.3 軸の指定に関する引数
練習問題6
練習問題 解答例
引用文献
付録A: シングルケースデザインに関する参考文献
付録B: グラフの指定に関する引数一覧表と引数対応図
付録C: 日本語フォントの使用と文字化け
*本書は、一般社団法人 日本行動分析学会からの出版助成を受け、発行しています。
【著者紹介】
藤巻 峻(ふじまき しゅん)
博士(心理学)、専門は実験的行動分析
2014年、慶應義塾大学大学院 社会学研究科 心理学専攻 修士課程修了、
2017年、慶應義塾大学大学院 社会学研究科 心理学専攻 博士課程修了、
現在、日本学術振興会特別研究員PD(早稲田大学)
主な著書
- B. F. スキナー重要論文集I 心理主義を超えて(分担翻訳、勁草書房)
- B. F. スキナー重要論文集II 行動の哲学と科学を樹てる(分担翻訳、勁草書房)
- 食行動の科学(分担執筆、朝倉書店)
山田 剛史(やまだ つよし)
専門は心理測定、教育評価
2001年、東京大学大学院 教育学研究科 博士課程単位取得退学、
岡山大学大学院 教育学研究科 教授などを経て、
現在、横浜市立大学 都市社会文化研究科 教授
主な著書
- Progress & Application 心理統計法(編著、サイエンス社)
- 行動分析学事典(分担執筆、丸善出版)
- 心理学統計法(編著、遠見書房)
- Rで学ぶマルチレベルモデル[実践編]Mplusによる発展的分析(編著、朝倉書店)
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■結局、何で読めば良いのか?
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