書名:ソウル・トゥ・ソウル
著者:ディビッド H. ローゼン
訳者:串崎 真志・山内 貴子
発行年月:2022年10月15日(EPUB・PDF)
発行者:特定非営利活動法人ratik
電子書籍ファイル形式:EPUB3.0・リフロー、PDF
ISBN:978-4-907438-54-8(EPUB)
ISBN:978-4-907438-55-5(PDF)
ファイル容量: 702KB(EPUB)、1.2MB(PDF)
本文:約34,000字
カバーデザイン:POSTICS 溝口 賢
販売価格:1,375円(本体価格1,250円+消費税)電子書籍のみ
Soul to Soul: Aphorisms for Life
David H. Rosen
Foreword by Annahita Varahrami
Translated by Masashi Kushizaki & Takako Yamauchi
Copyright ©2021 David H. Rosen, of the English original version by David H. Rosen.
This edition licensed by special permission of Wipf and Stock Publishers. www.wipfandstock.com
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【バージョン情報】
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ユング派分析家の資格をもつ精神科医ディビッド・ローゼンによる格言集。アファリズム、詩、俳句は、対訳形式。
ディビッド・ローゼンは1945年生まれ。ユング派分析家の資格をもつ精神科医であり、英語俳句の作家でもある。前作『鳥居俳句』『よく見てみると』を読んで、彼のファンになった読者も多いだろう。本書は、ディビッドが自身の著作を通して考えてきたことや、彼の波乱に満ちた人生から得た知恵を、49のアフォリズムに整理し、俳句とともに紹介したものである。
ユング心理学では、人生は、自我を超えた種々の元型的な働きによって導かれると考える。そのなかで人は、対立的な価値がバランスを取りながら統合されていく(個性化)。本書には、ユング心理学に基づくアフォリズムが多数、掲載されており、ディビッド自身の個性化を示している。50年近く夢を書き留め、能動的想像で自己探求を絶やさない点は、まさにユング派分析家としてのディビッドを感じさせる。
また、人にはそれぞれ、人生で取り組むべき課題がある。ディビッドの場合は、孤独、愛、真実なのであろう。それらのキーワードが、本書に頻繁に登場する。私は、ディビッドと知り合ったころ(1997年)、お互いの名前の由来を話したことを思い出した。ディビッドは、自分の名前(David)を「愛されること」(beloved)だと言った。私が真志を「真実の探求」(searching for the truth)と説明すると、彼はたいへん喜んでいた。
ディビッドのもう一つのテーマが、癒しである。それを彼にもたらすものは、自然とユーモアのようだ。彼は現在、オレゴンの自然に囲まれて隠居している。森を散歩し、動物たちと心を通わせ、森羅万象と一つになる。とてもスピリチュアルな生活だ。彼は自分の弱さを認め、毎日を謙虚に、子どものように楽しんでいる。そしてユーモアについては、彼のコメディアンとしての活動、「Dr. Nada live at the Tiny Tavern」で検索してみてほしい。
ディビッドは、本文にあるように、多発性硬化症を患っている。つらいことも多いと拝察するが、彼は病から深く学んだ。本書には、病や死に関するアフォリズムが多数、収録されている。最後(49番目)のそれは「生と死」であり、「ライフは回帰するのです。それにしても、私たちはそれをどのような形で生きるのでしょうね?」と締め括っている。死後の命を、好奇心をもって見つめていることが伝わってくる。
本書は、まさしくディビッドの人生の集大成であり、傑作であるといえよう。特に、人生後半の指針になるような言葉に溢れている。人生を登山に例えるなら、人生の後半は山をゆっくりと降りる道のりといえるかもしれない。現在の私がまさにそうだ。これらのアフォリズムは、私のソウルにしっかりと響いてきた。ディビッドとの長きにわたる深い縁を感じる次第である。
翻訳は串崎が下訳し、英語俳句の部分は、国語教師である山内貴子氏と一緒に吟味して、散文に訳した。さらに前作と同様に、それらを編集者の木村麻子氏と検討して、修正を加えた。本書を読者にお届けできることを嬉しく思う。折に触れて、本書をぱらぱらとめくり、心に止まったアフォリズムと対話していただければ幸いである。(本書「訳者あとがき」)
【著者紹介】
ディビッド H. ローゼン
ディビッド・ローゼンは幅広い本の著者である。『うつ病を生き抜くために』(人文書院,2000年)、『エルヴィスの道』(2002年)、『俳句の治癒力』(2004年)、『時、愛、甘草』(2015年)などがある。
【訳者紹介】
串崎 真志(くしざき まさし)
関西大学文学部心理学専修教授
山内 貴子(やまうち たかこ)
高等学校国語教諭
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