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電子書籍・新刊

  • 『園内研修から始める「楽しい」と思える園づくり:17の取り組みから考える組織を変えていくための実践事例』上田 敏丈 編著  一般社団法人 大阪府私立幼稚園連盟 教育研究所 監修

    2025年10月20日
  • 『小説セラピー:物語を書くことで前向きになる方法』(串崎 真志 著)

    2025年4月25日
  • 『PROSOCIAL』ポール W. B. アトキンス・デイビッド スローン ウィルソン・スティーブン C. ヘイズ 著/刎田 文記 監訳 久留宮 由貴江 監修

    2024年7月5日
  • 『世紀転換期の英米哲学における観念論と実在論』(染谷 昌義・小山 虎・齋藤 暢人 編著)

    2024年3月21日
  • 『シンクロニシティと個体化』ディビッド H. ローゼン 著/串崎 真志 訳

    2023年12月22日
  • Art and Philosophy in the 22nd Century: After Arakawa and Madeline Gins

    2023年3月28日
  • 『エンパスのための直感を耕すレッスン』(串崎 真志 著)

    2023年2月27日
  • 『ソウル・トゥ・ソウル』ディビッド H. ローゼン 著/串崎 真志・山内 貴子 訳

    2022年10月15日
  • 『エンパス・ライフ』(串崎 真志 著)

    2022年4月20日
  • 『エンパス・レッスン』(串崎 真志 著)

    2022年2月8日
  • 『エンパスのためのイメージ練習イラストブック』(串崎 真志 著)

    2022年1月28日
  • 『よく見てみると:鳥居俳句2』ディビッド H. ローゼン 著/串崎 真志・山内 貴子 訳

    2021年11月10日
  • 『Rではじめるシングルケースデザイン』(藤巻 峻・山田 剛史 著)

    2021年2月15日
  • 『「私」の言葉を紡ぐ フォーカシングとコラージュ』

    『「私」の言葉を紡ぐ フォーカシングとコラージュ』(矢野 キエ 著)

    2021年2月8日
  • 『鳥居俳句:俗から聖なるライフへ』ディビッド H. ローゼン 著/串崎 真志・山内 貴子 訳

    2020年9月4日
  • 『六華寮に春が来た』(菅村 洋治 著)

    2020年4月27日
  • 『複線径路・等至性アプローチ(TEA)が拓く保育実践のリアリティ』(中坪 史典 編著)

    2019年7月23日
  • 『自己をみつめる教科書』(串崎 真志 著)

    2019年3月31日
  • 『19歳までのメディア・リテラシー:国語科ではぐくむ読む・書く・創る』アンドリュー・バーン Andrew Burn 著/石田 喜美 奥泉 香 森本 洋介 訳

    2019年3月20日
  • 『55歳からのアクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT):超高齢化社会のための認知行動療法の新展開』(武藤 崇 編著)

    2017年3月3日
  • 『子どもとむかいあう:教育・保育実践の記述,省察,対話』(川島 大輔・勝浦 眞仁 編著)

    2016年9月24日
  • 『スピリチュアリティ教育への科学的アプローチ:大きな問い・コンパッション・超越性』(村上 祐介 著)

    2016年1月11日
  • 『体験を問いつづける哲学 第1巻 初期ジェンドリン哲学と体験過程理論』(三村 尚彦 著)

    2015年10月28日
  • 〈身〉の医療 叢書『治療的自己における“身”の意義』(中井 吉英 著)

    2015年10月19日
  • 『ビジュアル・ナラティヴとしてのマンガ:マンガ/小説/映画の中の視点から』(家島 明彦 編著、菅谷 充(すがや みつる)・やまだ ようこ・斉藤 こずゑ 著)

    2015年9月11日
  • 『とても簡単!自律神経セルフメンテナンス:神経のしなやかなはたらきを取り戻す』(浅井 咲子・田島 功 著)

    2015年4月20日
  • 〈身〉の医療 叢書『〈身〉の医療:心身医学から魂身医学へ』(深尾 篤嗣 著)

    2015年2月24日
  • 『ふれる/ふれられることの心理学:社会性の基盤を探るタッチ研究』(串崎 真志 著)

    2014年8月30日
  • 『知識の哲学と生き方の選択』(山口 尚 著)

    2014年6月25日
  • 『「裁判員」の形成、その心理学的解明』(荒川 歩 著)

    2014年4月1日
  • 『震災被災地で心理援助職に何ができるのか?』(国重 浩一 編著、持留 健吾・西嶋 雅樹・星 美保 著)

    2014年3月6日
  • 『リフレクティブ・マインド:ふりかえる心の科学』(串崎 真志 著)

    2013年12月26日
  • 『ナラティヴ・プラクティスを通して見た東日本大震災後の気仙沼:緊急派遣事業でのスクール・カウンセラー勤務を終えて』(国重 浩一 著 特定非営利活動法人ratik 編)

    2013年12月26日

近刊案内

  • 「体験を問いつづける哲学」シリーズ全3巻、刊行開始!

    2015年10月23日

「研究・実践の現場から」へ

『園内研修から始める「楽しい」と思える園づくり:17の取り組みから考える組織を変えていくための実践事例』上田 敏丈 編著  一般社団法人 大阪府私立幼稚園連盟 教育研究所 監修

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書名:園内研修から始める「楽しい」と思える園づくり:
   17の取り組みから考える組織を変えていくための実践事例
著者:上田 敏丈 編著
   一般社団法人 大阪府私立幼稚園連盟 教育研究所 監修
発行年月:2025年10月20日(EPUB・PDF)
発行者:特定非営利活動法人ratik
電子書籍ファイル形式:EPUB3.0・リフロー、PDF
ISBN:978-4-907438-70-8(EPUB)
ISBN:978-4-907438-71-5(PDF)
ファイル容量:108MB(EPUB)、108MB(PDF)
文字数:約12万字、写真、図版多数
カバーデザイン:POSTICS 溝口 賢
販売価格:1,500円(消費税込)電子書籍のみ
    :3,000円(消費税込)電子書籍 + 印刷・製本サービス

 

 


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*本書の「PDF版」は、1ページを「B5」サイズを想定して作成しています。「B4印刷」の際には、2アップが便利です。

*本書は数多くの写真画像を含む内容のため「EPUB版」「PDF版」ともに、かなり大きなファイル容量に仕上がっています。お求めの後、ダウンロード時などには、良好な通信環境を保持し、受け入れ機器の容量を確保しておいてくださることをお願いします。

*書籍の購入から、決済手続後のダウンロード、さらには各機器での閲覧まで、ご不明な点がありましたら、こちらからお問い合わせください。

 

 


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  • 印刷・製本サービス版はモノクロ印刷となります。本文中に含まれるカラー写真・図版等の画像は、電子版にてご確認いただくこと、ご容赦ください。
  • 代金のお支払いには「PayPal決済(各種クレジットカード利用可)」、「ゆうちょ銀行振替口座への送金(振替・振込)」をご利用いただけます。
  • ご入金確認後、メールにて電子書籍ダウンロード用URLをお知らせし、冊子体・書籍の制作を開始しますので、書籍到着は、上記、電子書籍のみでご購入される場合に比べ遅くなります(冊子体発送まで1週間以上のお時間をいただく場合があること、ご容赦ください)。
  • ratikの「印刷・製本サービス」に関する詳細は、こちらをご覧ください。

 

 


【バージョン情報】

■最新バージョン:EPUB・PDF ver1.0(2025年10月20日発行)
(お手持ちの書籍のバージョンは〈奥付〉ページでご確認ください。)

 

 


 

子どもたちが、予測不可能な社会の中で生き抜く力を身につけていくために。

 

園内研修により組織としてのまとまりを生み出し、それが一人一人の保育者の力量を高め、保育の質向上に繋がっていく。園内研修を軸とした組織変化のプロセスの4つのフェーズの各段階にある、様々な園が、

  • どのような課題を感じ、
  • どのような工夫を凝らして研修を実施し、
  • それが、どのように園の職員に受け止められ、
  • 組織がどのように変わってきたのかを、

実際の保育現場で職員をまとめていく「ミドルリーダー」の視点からとりまとめる。

 

保育について話しあい、学び続ける組織に向けて。

 

 

 

【本書「はじめに」より】

本著は、一般社団法人 大阪府私立幼稚園連盟の教育研究所の2年間にわたる研究プロジェクトの成果を中心にまとめたものとなっています。当研究所、第31次プロジェクトでは「園内研修から始める組織開発」と題して、上田敏丈先生と連盟加盟園より申し込みをいただいた各園の先生方とともに実践研究を進めてきました。「組織開発」という言葉は、幼児教育・保育施設の中では積極的に使用されているものではないかもしれません。ただ、年々幼児教育・保育に関連する政策や動向は大きな変化を見せており、少子化が進む日本にあっても、施設類型によっては以前より職員数が増加したということもあるかと思います。

そのような中で、理事長や園長をはじめとするトップリーダーが方針や思いを伝え共有していくことも大切ですが、合わせて、職員集団がただ決められたことを決められたように行うだけではなく、各自が保育実践や業務に対して建設的な問いを持ち、その問いを互いに伝え合い討議できる、時間、空間、機会があることが大変重要となります。現代においては「働き方改革」なども進み、業務の精選、精査がなされていますが、その中でも「対話する時間」など人と人とがコミュニケーションをとる時間は、必要業務として上位に入るものではないでしょうか。

私たちはそのような「対話」、「コミュニケーション」の場について、今回のプロジェクトテーマにも包含した「園内研修」を手掛かりに考えていくことにしました。参加メンバーの中には、「私の園はまだ年間数回しか全体の園内研修ができていない」、「対話型ではなく講義型の園内研修が多い」、「園内研修はしているが、マンネリ化したり成長や変化を感じくい状況で困っている」など、各園様々なフェーズであることが当初の例会などで浮かび上がってきました。しかし、そのことが本実践研究を進めるにあたり大変意義深いことでありました。施設規模や園内研修のフェーズに応じてチームを編成し、それぞれの園で取り組んできたことを毎月の例会で共有し、その報告から共通点や、園ごとの差異等を見出し、各園、各自の問題意識に応じた園内研修の在り方、時間的な観点など、各園が持つ資源、状況、文脈をふまえてできる園内研修の在り方など、例会を中心とした研究で得た知識、考えなどをもとに、各園での実践をブラッシュアップすることにつながっていきました。結果として、各園がプロジェクトをスタートした時より、数歩先に歩んでいけたものと思います。

本著では、その園内研修を手掛かりにし組織について考えてきたプロセスや、その途中での葛藤や苦悩、難しさなども含めて保育現場の先生方ならではの視点で考えていただけるものになっていると思います。またそのプロセスや事例に対し、上田先生が包括的に理論的背景を交え、解説をいただいていることで、私たち幼児教育・保育施設が何に留意することが必要なのかについても明らかになってくるものと思います。

本著が読者の皆様にとって、「よし!やってみよう」と次への一歩を踏み出せる勇気を持っていただく一助となると幸甚です。

 

一般社団法人 大阪府私立幼稚園連盟 教育研究所 所長
幼稚園型認定こども園 高槻双葉幼稚園 園長
岡部 祐輝

 

 

 

【本書「おわりに」より】

  「日々の保育へとつながっていく」

今、様々な園で園内研修が行われているかと思いますが、研修の形は様々で、どの園も試行錯誤の道程の途中かと思います。事例を提供してくださった17の園に共通していたのは、「子どもたちの育ちを支えるために、何とかしたい、少しでもいい方向に変えていきたい」という思いではないでしょうか。その思いから始まった園内研修の中には、すぐに効果が現れたものもあれば、効果がすぐには見えてこないものもあると思います。それでも、そのすべての取り組みが子どもへのまなざしに支えられた大切な歩みであることには変わりはありません。

保育の質の向上や園の組織改革にすぐに効く薬やサプリのようなものがあればいいなと思うこともありますが、魔法のような特効薬はありません。それよりも、日々の保育の中で感じる小さな違和感や課題に向き合い、立ち向かうための「体力」を養うことが大切ではないでしょうか。その意味で、園内研修はまさに継続的なトレーニングのようなものだと思います。時間はかかっても、子ども理解が深まり、同僚性が育まれ、保育の質が少しずつ高まっていく──そんな姿を思い描いています。

園内研修は、一度きりではなく、日々の気づきや問いに寄り添いながら継続していくものです。「保育の面白さを実感することが、より良い園づくりにつながる」という上田先生の「物語的保育論」にふれたとき、園内研修もまた、日々の保育者同士の語り合いの延長にあるのだと感じました。また上田先生は「保育の場は保育者と幼児の関係性の中で作りあげられる」とも語っておられます。その関係性から明日の保育が生まれるように、園内研修も保育実践とつながりながら、気軽に、楽しく続けられるものであってほしいと思います。そしてその積み重ねが、ゆっくりと園そのものを育てていくことを願っています。

 

一般社団法人 大阪府私立幼稚園連盟 教育研究所 副所長
せんりひじり幼稚園・ひじりにじいろ保育園 副園長
安達 かえで

 

 


【目 次】

はじめに:第31次プロジェクト

  • 【理事長 挨拶】
  • 【所長 挨拶】

第1章 理論編 園内研修から保育の「実感」へ

  • 1節 はじめに
  • 2節 これからもとめられる就学前施設での子どもの育ち
    • 1項 VUCA時代に求められる乳幼児期の育ち
    • 2項 日本の学校教育の転換
    • 3項 これからの就学前教育の在り方
  • 3節 園内研修の役割
    • 1項 園内研修とは
    • 2項 園内研修における学び
    • 3項 保育を話しあう園内研修
  • 4節 園内研修を組織の育ちにつなげる
    • 1項 学び続ける組織
    • 2項 組織開発という考え方
  • 5節 実践編にむけて:大阪府の私立幼稚園との2年間の取り組み
    • 1項 31次プロジェクト活動の内容
    • 2項 取り組みのプロセス
    • 3項 園内研修から始める組織開発としての4つのフェーズ
  • 6節 本書について

第2章 実践編:研修をやっていこう

  • 保育や子どものことについて個人の思いをどうやってみんなに発信すればいい?
  • 先生同士が相談しやすい職員関係を作るにはどうしたらいい?
  • 子ども理解や子どもの育ちを共有する研修はどうやって始めたらいいの?
  • 子ども理解? 子どもの姿とは?? 子どもの興味関心を深めるためには??
  • 明日の保育が楽しみになるには?

第3章 実践編:研修リーダーシップをとっていこう

  • ふだん聞けない疑問や保育の悩みを気軽に聞けるようにするためには?
  • 補助教職員がチームの一員として積極的に保育に入り、子どもと関わるには?
  • 自分たちで環境構成を変えていくようになるためには?
  • ミドルが主体になってしまわないためには?

第4章 実践編:研修の価値をあげていこう

  • いくら研修をしても職員間の信頼関係がないと本音では話せない!
  • 担任の先生達にとって研修が自分事になっていないのでは?
  • お互いの保育観がわからない!
  • 隣のクラスがどんな保育をしているのかわかっていない!?
  • 「子どもの育ちの語りあい」「職員間の話し合い」は大切!! でも…事務時間の確保や様々な働き方の職員がいる中で特に勤務時間外の夜に行う研修が職員の負担になっている?
  • 障がい児保育を通して、臨床心理士と共に保育士が主体的に意見を交わし保育の方向性を見出していく

第5章 実践編:研修で学び続けていこう

  • 学年を超えて子ども達の姿が共有でき、教育課程と子どもの姿をつなげ
  • 行事を通して子ども一人一人が主役になる

おわりに

  • 【担当副所長 おわりに】
  • 【副所長 コメント】

著者紹介

 

 


【著者紹介】

上田 敏丈(うえだ はるとも)
  編著・第1章

名古屋市立大学 大学院人間文化研究科 人間の成長と発達分野(社会と教育) 教授
博士(教育学、広島大学)
研究キーワードは、幼児教育学、保育学、質的研究、保育者養成

 

 

濱本 歩美(はまもと あゆみ)
  第2章 1節 担当

幼保連携型認定こども園 ひじり幼稚園・ひじり保育園

 

 

吉田 由紀子(よしだ ゆきこ)
  第2章 2節 担当

白鳩幼稚園

 

 

喜多條 聡子(きたじょう さとこ)
  第2章 3節 担当

平和幼稚園

 

 

渡邊 渚(わたなべ なぎさ)
  第2章 4節 担当

幼稚園型認定こども園 朋来幼稚園

 

 

長﨑 元気(ながさき げんき)
  第2章 5節 担当

幼保連携型認定こども園 みゆき西こども園

 

 

堀 季美(ほり すえみ)
  第3章 1節 担当

幼保連携型認定こども園 金田幼稚園

 

 

藤本 真知子(ふじもと まちこ)
  第3章 2節 担当

幼稚園型認定こども園 東豊中幼稚園

 

 

澤 結香(さわ ゆか)
  第3章 3節 担当

幼保連携型認定こども園 関目聖マリア幼稚園

 

 

木村 弥生(きむら やよい)
  第3章 4節 担当

大阪商業大学附属幼稚園

 

 

染矢 志保(そめや しほ)
  第4章 1節 担当

光の園幼稚園

 

 

楠田 華子(くすだ はなこ)
  第4章 2節 担当

幼稚園型認定こども園 念法幼稚園

 

 

今井 明美(いまい あけみ)
  第4章 3節 担当

幼稚園型認定こども園 みくにひじり幼稚園

 

 

加藤 貴幸(かとう たかゆき)
  第4章 4節 担当

幼保連携型認定こども園 熊野田幼稚園

 

 

塩塚 ひとみ(しおづか ひとみ)
  第4章 5節 担当

幼保連携型認定こども園 庄内こどもの杜幼稚園

 

 

<事例内の当事者のプライバシーに配慮し、匿名での報告
  第4章 6節

大阪府内 某 幼稚園

 

 

米田 亜里沙(よねだ ありさ)
  第5章 1節 担当

幼保連携型認定こども園 せんりひじり幼稚園・ひじりにじいろ保育園

 

 

吉岡 美香(よしおか みか)
  第5章 2節 担当

幼稚園型認定こども園 高槻双葉幼稚園

 

 

 

 


本書POD(プリント オン デマンド)版は、Amazonでもご購入いただけるようにする予定です(Amazon経由でご購入いただく際には、電子書籍は入手していただけません)。しばらくお待ちください。

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