
書名:セレンディピティ:
思いがけない日常を楽しむ方法
著者:串崎 真志
発行年月:2025年11月6日
発行者:特定非営利活動法人ratik
電子書籍ファイル形式:PDF
ISBN:978-4-907438-78-4
ファイル容量: 761KB
文字数:約2万字
カバーデザイン:ratik 木村 麻子
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日常生活における、思いがけない気づきや出会いや発見を、セレンディピティ(serendipity)といいます。例えば、探しているものとは別の、価値あるものを偶然見つける、といった状況です。
これまでのセレンディピティ研究は、科学的な発見やイノベーションにつながることを重視してきました。もちろん、それも興味深いです。
しかしこの小冊子では、セレンディピティ態度が心理的に豊かな生活(psychologically rich life)につながることを説明していきます。セレンディピタス・ライフによって自分がどのように変わるのか、考えていきましょう。
そして目指すところは、毎日がセレンディピティ! です。
(本書「はじめに」より抜粋)
【目 次】
- はじめに
- 第一章 セレンディピティとは
- 一 セレンディップと三人の王子
- 二 消えたラクダ
- 三 セレンディピティの辞書的定義
- 四 棚からぼたもち
- 五 セレンディピティの三要素
- 第二章 セレンディピティ研究
- 一 セレンディピティと科学的発見
- 二 セレンディピティとイノベーション
- 三 セレンディピティとマーケティング
- 四 セレンディピティとクリエイティビティ
- 五 セレンディピティ日記
- 六 セレンディピティとキャリア
- 第三章 セレンディピティの心理学
- 一 セレンディピティが生じやすい場
- 二 セレンディピティが生じやすいとき
- 三 セレンディピティが生じやすい人(1)
- 四 セレンディピティが生じやすい人(2)
- 五 セレンディピティを感じにくい人
- 第四章 セレンディピティ・マインドセット
- 一 セレンディピティ・マインドセット
- 二 セレンディピティ態度尺度
- 三 経験への開放性
- 四 基本は楽観性
- 五 なんでもセレンディピティ?
- 六 毎日がセレンディピティ!
- 第五章 セレンディピタス・ライフ
- 一 心理的に豊かな人生
- 二 生きがい(IKIGAI)
- 三 セレンディピティとエンパス
- 四 お茶する?
- 五 セレンディピティと直感
- 六 セレンディピティと創作
- 七 セレンディピティと生きられなかった人生
- 文 献
- おわりに──思いがけない日常を楽しみたい人へのメッセージ
【著者紹介】
串崎 真志(くしざき まさし)
関西大学 文学部総合人文学科心理学専修 教授、心理学研究科長
博士(人間科学)
1970年山口県生まれ
愛媛大学 法文学部卒業
大阪大学大学院 人間科学研究科 博士後期課程 修了
著書に、
- 『小説セラピー』(単著)特定非営利活動法人ratik、2025年
- 『Ikigai for Empaths』(単著)特定非営利活動法人ratik、2025年[English Edition, Amazon Kindle版]など
