書名：〈身〉の医療 叢書
治療的自己における“身”の意義
著者：中井 吉英
発行年月：2015年10月19日（EPUB・PDF）
発行者：特定非営利活動法人ratik
ISBN：978-4-907438-16-6（EPUB）
ISBN：978-4-907438-17-3（PDF）
電子書籍ファイル形式：EPUB2.0.1・リフロー、PDF
ファイル容量：3.1MB（EPUB）、3.9MB（PDF）
文字数：約15,500字
販売価格：500円（消費税込）
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【バージョン情報】
■最新バージョン：ver1.0（2015年10月19日発行）
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■変更内容
〈身〉の医療研究会・第一回研究交流会の「特別講演」を再構成。
心療内科医とは身体疾患を心身両面から扱う治療者である。
- “身”とはいったい何なのか。
- “身”は治療的自己のなかでどのように位置すべきなのか。
- どのような方法で“身”を修得できるのか。
治療関係を確かなものにする資質を〈身〉の観点から明らかにする。
【目 次】
はじめに
1. 治療的自己について
- 1.1 治療関係を確かなものにする資質
- 1.2 治療的自己と共鳴
- 1.3 共鳴と共感
2. “身”について
- 2.1 bio-psycho-social model の落とし穴
- 2.2 身心一如
- 2.3 お能における“身”
- 2.4 身のあり方の凝集点としての心
- 2.5 “身”とは
3. 治療的自己における“身”について
- 3.1 トータルな出会いと治療的自己
- 3.2 東洋的見方と西洋的見方
- 3.3 「いま一つ別の世界」
- 3.4 「無分別の分別」
4. 全人的医療と治療的自己
- 4.1 全人的医療の中核
- 4.2 ワトキンス博士の共感とは
5. 私の治療的自己
6. 身心脱落
おわりに
【著者紹介】
中井 吉英（なかい よしひで）
関西医科大学名誉教授（心療内科学）
弘正会西京都病院 名誉院長・心療内科部長
日本心療内科学会理事長、日本心身医学学会理事長歴任、関西大学客員教授、公益財団ひと・健康・未来研究財団理事、科学進歩日本委員会（JCSD）会長ほか
1969 年、関西医科大学卒業、同年、大学院医学研究科入学（内科学専攻）、1970 年、九州大学医学部心療内科入局、同助手、同講師を経て、1986 年、関西医科大学第一内科学講座講師、同助教授、1993 年関西医科大学第一内科学講座教授、2000 年関西医科大学心療内科学講座教授などを経て、現職、現在に至る
専門は、心療内科全般、消化器病、疼痛学、医療行動学
日本心療内科学会専門医、日本心身医学学会専門医、日本内科学会認定医、日本消化器病学会専門医
著書に『食と心──その関係性を解き明かす──』（編著 建帛社 2015）、『全人的医療入門──医療に関わるすべての人のために──』（単著 中山書店 2013）、『生と死』日独文化研究所シンポジウム（共著 公益財団法人日独文化研究所編 こぶし書房 2014） ほか