書名:体験を問いつづける哲学
第1巻 初期ジェンドリン哲学と体験過程理論
著者:三村 尚彦
発行年月:2015年10月28日(EPUB・PDF)
発行者:特定非営利活動法人ratik
ISBN:978-4-907438-18-0(EPUB)
ISBN:978-4-907438-19-7(PDF)
電子書籍ファイル形式:EPUB2.0.1・リフロー、PDF
ファイル容量:2.0MB(EPUB)、3.2MB(PDF)
文字数:約23万字
販売価格:2,500円(消費税込):電子書籍のみ
:4,500円(消費税込):電子書籍 + 印刷・製本サービス
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■最新バージョン:ver1.0(2015年10月28日発行)
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■変更内容
ジェンドリンの修士論文を概説、ディルタイ研究から体験過程理論に至る背景を探る。
1962 年出版『体験過程と意味の創造:主観的なものへの哲学的、心理学的アプローチ』Experiencing and the creation of meaning: A philosophical and psychological approach to the subjective の各章を詳論。
【第1巻・目次】
序 章
1. はじめに―フォーカシングというカウンセリング技法―/2. 哲学者としてのジェンドリン―生い立ちと経歴から―/3. 本シリーズの構成
第1章 ジェンドリン哲学の起源
1. 出発点としてのディルタイ研究/2. ジェンドリン思想とのつながり―ジェンドリンは何に注目していたのか―
第2章 『体験過程と意味の創造』(ECM)の概要
1. 本章の目的/2. ECMの構成―哲学的考察と行動科学的探究―/3. フォーカシング理解に、哲学は必要ないのか/4. ECMの章構成
第3章 フェルトセンス、感じられた意味とは何か
1. 意味をめぐる考察/2. 「前概念的」が意味するもの/3. 体験過程のあり方―シンボルとの相互作用―/4. 「体験過程」「感じられた意味」について/5. 体験過程-3つの特性-/6. 体験過程/感じられた意味の機能
第4章 フェルトセンスとシンボル化の機能的関係
1. 7つの機能的関係―平行的関係/非平行的関係―/2. 平行的関係/3. 非平行的関係
第5章 感じられた意味の多様な規定と論理的規定
1. 感じられた意味に関する恣意性の問題/2. 感じられた意味の先行性/3. 感じられた意味と論理的規定との対比/4. 感じられた意味の9つの特徴/5. 意味創造としての思考
第6章 哲学原理としてのIOFI原理
1. 方法論的カテゴリーの創造/2. 意味を意図的に再帰的にすること/3. IOFI原理の導入/4. IOFI原理の有用性と相対性/5. ユニークなものの理解/6. IOFI原理の主張はいかなる意図をもっているのか
第7章 体験過程理論の適用
1. 哲学的方法論/2. 哲学における個別問題―意味の源泉・知性の依存―/3. 心理学への適用
結びに代えて―総括と次巻の予告―
【著者紹介】
三村 尚彦(みむら なおひこ)
関西大学文学部総合人文学科教授
博士(文学)関西大学
1988年、関西大学文学部卒業、
1997年、関西大学大学院博士課程修了
専門は、哲学、現象学
日本哲学会、日本現象学会、関西哲学会、日本人間性心理学会、日本ディルタイ協会 所属
本シリーズ関連論文として
- 「ジェンドリンとフッサール:進展(carrying forward)の現象学」『ディルタイ研究』第20号、日本ディルタイ協会、2009年、63-79頁
- 「ジェンドリンとポストモダニズム:プロセスの論理」『関西大学文学論集』第59巻第3 号、2009年、1-26頁
- 「そこにあって、そこにないもの:ジェンドリンが提唱する新しい現象学」電子ジャーナル『フッサール研究』第9号、フッサール研究会、2010年、15-27頁
- 「志向的含蓄と体験過程:フォーカシングという現象学」『アルケー』19号、関西哲学会、2011年、60-74頁
- 「追体験によって、何がどのように体験されるのか:ディルタイとジェンドリン」『関西大学文学論集』第62巻第2号、2012年、27-48頁
- 「記述的心理学と体験過程理論:ジェンドリンがディルタイから継承したもの」『ディルタイ研究』23号、日本ディルタイ協会、2012年、74-88 頁
- 「感じ、記述すること:身体の現象学とその方法論」『現象学年報』第29号、日本現象学会、2013年、51-58頁
- 「身体による一人称的パースペクティブの拡張:二人称の科学としての現象学」『日本トランスパーソナル心理学/精神医学会誌』vol.13、2013年、24-33頁
- 「質的研究とTAE(Thinking At the Edge):ジェンドリン哲学にもとづいて」『関西大学文学論集』第63巻第3号、2013年、53-76頁
- 「ジェンドリン哲学と認知科学:フォーカシング指向現象学の射程」『第1 回TAE 質的研究国際シンポジウム報告書』宮崎大学、2014年、14-25頁