MicrosoftがChromiumベースの新しいEdgeをリリース(2020年1月15日)したことにより、最新のwebブラウザEdgeではEPUBファイル(EPUB版の電子書籍)を閲覧できなくなっています。
2017年4月のCreators Updateを経たWindows10パソコンでは、このOSの標準のwebブラウザであるMicrosoft Edgeを使って、ratikのEPUB版電子書籍を閲覧していただけるようになりました。そこでは、WordやExcel、PDFファイルを閲覧するような感覚で、EPUBファイルを開いて読むインターフェイスが実現しています。
フォルダの中で、ダウンロードしたratikのEPUB版電子書籍のファイル名の左側には、既に、「Microsoft Edgeのアイコン」が表示されています。このことは、デフォルトで、このファイルがMicrosoft Edgeで開かれることを意味します。
WordやExcel、PDF同様に、フオルダー上でEPUBのファイル名を「ダブル・クリック」すればMicrosoft Edgeが起動し、書籍が閲覧可能な状態になります。読了後は、Edgeのウィンドウを閉じれば良いだけです。
その他、ファイル名を選択した後「右クリック」し、コンテクスト・ウィンドウを表示して「開く」をクリックすることでも閲覧が可能です。
同じくコンテクスト・ウィンドウから「プログラムから開く」に進むと、EPUBファイルがMicrosoft Edgeで開けることを教えてくれます。
主に「横書き」で制作しているratikのEPUB版電子書籍に関して言えば、概ね、良好に閲覧できます。
「目次」は部・章・節・項が階層立てられて表示され、「しおり」も使え、「文字の大きさ」などの調整も可能です。
本文中に画像として挿入してある図表の類は、当該箇所にカーソルを移動させると「ズーム(+)」のアイコンが表示され、拡大して詳細を眺めることもできます。
さらにMicrosoft Edgeには「音声読み上げ」機能が装備されていて、簡単な操作で、閲覧しているページトップからの「朗読」を始めてくれます。現段階で、漢字の読み間違えはご愛嬌として、読み上げスピードや声色の変更も可能な、しっかりしたものに仕上がっています。パソコン全体のアクセシビリティの向上と合わせ、今後の展開にも期待したいと思います。