2015年1月21日にアップデートされた「iOS用」のバージョン3.1.3で書籍本文中の日本語が表示されないトラブルが発生しています（1月27日記）。
Some ebooks that contain CJK (Chinese, Japanese, Korean) text may have problems rendering text.
iOSユーザーのみなさんにはiBooks等、他のリーダー・アプリがあるので不都合は少ないかと思いますが、既にiPhone、iPad、iPod touchでDLreaderを使ってratikの書籍をお読みの場合には、以下の対応が考えられます。
- 今回のアプリのアップデートを適用しない。
- アップデートした場合には、ダウングレードして使う。
- 他のリーダー・アプリに乗り換える。
Storeには“We are working to resolve this issue as soon as possible”とも記述されていますので、さらなるアップデートが待たれるところです（なお、今回のアップデートにより「EPUB3」への対応が大幅に進められています）。
ディスプレイ上の見映えのコントロールは「文字の大きさ」くらいしかできませんが、「テキストのハイライト」「メモの挿入」「複数のブックマーク挿入」など、電子書籍リーダーとして必要なスペックを満たしています。
同じレンダリングエンジンを用いているので、パソコン用のAdobe Digital Editionと同様の描画性能を有しています。
ディスプレイサイズが限られているだけに、文中に挿入された画像（図表）の拡大機能がないのは辛いところです。
【対応するOS】
- Android 2.2以降
- iOS 5.0以降
【インストールの仕方】
- Android端末でGoogle Playにアクセス、「DLraeder」を検索し、手順にしたがってインストール
（書籍の閲覧を始める前にインストールを完了しておいてください。） - iOS端末でApp Storeにアクセス、「DLraeder」を検索し、手順にしたがってインストール
（書籍の閲覧を始める前にインストールを完了しておいてください。） - iOS端末をパソコン（Mac）に接続して書籍ファイルの管理を行う場合には、パソコンからiTunesのApp Storeにアクセス、「DLreader」を検索し、手順にしたがってインストール
（その後、お使いになるiOS端末との間で「同期」を行ってください）
【書籍閲覧の仕方】
- Paypal決済を経て、ratikからお送りする「ダウンロード用URL」を記載したEメールをお手持ちの機器で開き、購入した書籍をダウンロード。ファイルを開くアプリケーションとして「DLreader」を選択。
- あるいは、予めパソコン等のローカルディスクに保存したratikの「電子書籍ファイル」をEメールの添付ファイル等としてタブレット用のアドレス宛に送信。ファイルを開くアプリケーションとして「DLreader」を選択。
- あるいは、USBケーブルでパソコン（Mac）と接続、パソコン側の「iTunes（iOS機器のApp）」でratikの「電子書籍ファイル」をDLreaderに格納後、同期を図る。
【特徴（長所・短所）】
- ディスプレイ上の見映えのコントロールは「文字の大きさ」のみ可能。
- 書籍本文中に挿入された図を拡大表示して見ることはできない。
- 縦書き、ルビ、圏点などEPUB3の日本語表記に対応。ただし、「横書き」では「ルビ」の表示がうまくいかないケースがある。
- 「目次」は章・節・項の「ヒエラルキー」が視覚的に明瞭だが、細項目を折り畳んで表示することはできない。
- 「しおり（ブックマーク）」機能あり。また、テキストを選択することで、「ハイライト」や「メモ挿入」が可能。
