Readiumは、元々はEPUB 3のリーディング・システム開発を促進するため、「EPUBの標準化団体」であるIDPF(International Dogital Publishing Forum)がシステムの動作見本としてオープンに作成したものです。「ライブラリ」機能や優れた「表示」機能をもつ電子書籍閲覧ツールとして、一般ユーザーにとっても重宝するものに仕上がっています。
拡張機能としてWebブラウザ Google Chrome上で起動します。
Google Chromeの拡張機能としての「Readium」ではなく、あらゆるwebブラウザからアクセス可能なwebページとして公開されている「Readium Cloud Reader」で、より簡便にEPUB書籍の閲覧が可能です。詳しくは、こちらの記事をご参照ください。
【対応するOS】
- Windows(XP、Vista、7、8)
- Mac OS X Version 10.6 Snow Leopard以降
【参照webサイト】
Google Chrome:http://www.google.co.jp/intl/ja/chrome/browser/
Readium:http://readium.org
【インストールの仕方】
- Google Chrome未導入の場合には、まずは当該ページからGoogle Chromeをダウンロード、インストール。
- Wibdowsの場合の手順。
- Macの場合の手順。
- 「Google Chrome」を起動させ、「Chrome ウェブストア」のページにて「拡張機能」のカテゴリにある「Readiumのページ」から手順に従ってアプリケーションをインストール。
(ウインドウ左上の検索エンジンに「Readium」と入力して検索すると…。)
(Readiumのインストールページが見つかる。) - Readiumのインストールが完了すると、Google Chromeのウィンドウ内の各所に「Readium」のアイコンが配置される。
【書籍閲覧の仕方】
- 「Google Chrome」を立ち上げ「Readium」のアイコンをクリックすると、Readiumが起動する。
- 「ライブラリ画面」は右上の「アイコン」で「サムネイル表示」「リスト表示」のどちらかを選択する。
- 「ライブラリ画面」右上にある「+」アイコンをクリックし、ポップアップするメニューから「ローカルファイルから:」を選び、パソコンのローカルフォルダに保存したratikの電子書籍を選択し、ライブラリに加える。
- 「ライブラリ画面」で「書名」「書影」などをダブルクリックすることで、書籍の閲覧ができる。
【特徴(長所・短所)】
- Google Chromeのタブ、ウインドウを複数開くことで、複数書籍を同時に閲覧することができ(同一書籍を複数、同時に開くこともでき)、同時並行作業が可能。
- 「文字の大きさ」「天地左右のマージン」「文字色と背景色」「段組数」に選択肢が準備されており、ディスプレイ上の見映えのコントロールができる(この操作画面は直感的に分かり易い)。
- 書籍本文中に挿入された図は、右クリックで別タブを開くことで、拡大して閲覧できる。
- 「縦書き」「ルビ」「圏点」などEPUB3の日本語表記に対応。
- 英語書籍を簡易翻訳して読むことができる。また、「テキスト選択」→「編集」→「スピーチ」→「読み上げを開始」と辿ることで、「英語書籍の読み上げ機能」を利用できる(日本語書籍の読み上げ機能は未整備)。
- 「目次」は章・節・項の「ヒエラルキー」が視覚的に明瞭だが、細項目を折り畳んで表示することはできない。
- 「しおり(ブックマーク)」「ハイライト」「メモ挿入」の機能はない。